車の整備やDIYで活躍するレンチ類。工具箱の中でバラついて欲しいものが見つからないことも多いですが、レンチラックがあればきれいに整理でき、必要なときにサッと取り出せて便利です。レンチラックには、ホールド型・ラック型・マグネット型などがあり、タイプによって形状も変わってきます。
今回は、そんなレンチラックの失敗しない選び方をご紹介しながら、スナップオン・KTC・SK11・アストロプロダクツなどの人気メーカーを踏まえ、おすすめ商品7選をご紹介していきたいと思います。
目次この記事でおすすめする商品
レンチラックの用途
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レンチラックはレンチ類を収納するほか、使用回数が多いレンチを取りやすくするため壁掛けにしてすぐに取れるようにすることもできます。レンチの種類が多い場合には、タイプごとに分けて収納することで、使いたいときにすぐ手にすることができますよ。
車の修理工場では、車によって修理する箇所やボルトサイズなども変わってくるため、どのレンチが合うかサイズ合わせをすることもありますね。そのようなとき、工具箱が乱雑では欲しいレンチも見つかりにくいです。
レンチラックを使って整理することで、欲しいサイズのレンチをひと目で見つけることができ、作業効率もアップします。また、工夫して壁掛けすれば、インテリアとして飾る収納にもできますよ。
レンチラックの選び方
ここからは、レンチラックの選び方をご紹介していきますね。レンチラックといってもさまざまな種類やサイズがあります。
例えば、ラック型は色々なサイズを収納できるようになっており、小さいサイズを頻繁に使う場合には上に小サイズを収納する三角形タイプ、大きいサイズを頻繁に使う場合には大サイズから収納する逆三角形タイプというように、ニーズに合わせた選び方ができます。
自分に合ったものを見つけるためには、どう選ぶかが重要となるので、その点を含めてみていきましょう。失敗しない選び方としては、「タイプ」や「設置方法」を明確にしてから商品を絞っていくのが効果的です。
タイプで選ぶ
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レンチラックには、主に「ラックタイプ」・「マグネットタイプ」・「ホールドタイプ」の3種類に分けられます。
ラックタイプ
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ラックタイプは、レンチの両端をラックに引っ掛けて収納するもので、様々なサイズが収納できるよう三角形をしています。SK11やアストロプロダクツの商品が人気で、1つに10本以上収納でき、壁にかけたりそのまま引き出しに入れて収納したりと、ニーズに合わせた使い方ができます。
マグネットタイプ
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マグネットタイプは、「マグネットツールパネル」などと呼ばれるパネル状のものやレンチラック本体が磁石になっていて金属製品に貼り付けて設置ができものがあります。レンチの片端だけを固定するので細長く、コンパクトなものが多いです。片端をラックのすき間に挟むと、磁力によってピタっと固定されます。金属製の引き出しに置けば、引き出し内がスッキリ片付きますよ。
ホールドタイプ
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ホールドタイプは、弓型に飛び出たクリップとクリップの間に、レンチを挟んで収納します。「STRAIGHT(ストレート)」というツールメーカーの商品が人気で、レンチがぶら下がる形になるためビスなどでしっかりと固定して使います。
設置方法で選ぶ
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レンチをどこに収納するかによっても、選び方は変わってきます。例えば、すぐに取り出せるようにしたい場合には、ビスで固定する「壁掛け型」やマグネット部分を金属製品に付ける「貼り付け型」、作業台に置くタイプの「スタンド型」などを選ぶのが良いでしょう。
たくさんあるレンチを分かりやすく整理したい場合には、引き出しなどに入るコンパクトな「収納型」がおすすめで、金属製の引き出しならば「貼り付け型」でもいいですね。
特に引き出しなどに収納したい場合には、レンチラックの収納本数とともに、本体のサイズもチェックしてから選びましょう。
レンチラックのおすすめ人気ランキング7選
ここからは、レンチラックのおすすめ商品を7点ほどご紹介していきます。amazonや楽天でユーザーレビューの多い商品、amazonのレビュー評価が高い商品をピックアップしているので、レンチラックの選び方とともに、こちらも参考にしていただけると幸いです。
1位 SK11 レンチホルダー 9本用
重量:約114g
素材:ABS樹脂
タイプ:ラックタイプ
設置:壁掛け型
収納数:9本
ホルダー付で携帯にも便利!
ツールメーカーとして人気の高い藤原産業のブランド「SK11」のレンチラックで、落下防止のホルダーが付いています。スタンド型としても利用できるほか、ホールド力も高いので携帯用として使うと便利ですよ。
本体サイズは比較的大きめですが、厚みはないのでそれほど場所を取ることもありません。なにより、200円台と低価格なところが魅力であり、人気の理由でもあります。
携帯できるレンチラックは収納本数6本の商品が多いですが、この商品は9本まで収納できます。メガネレンチのようなかさばるレンチを収納したい方や、たくさん収納できる携帯用レンチラックを探している方におすすめです。
2位 STRAIGHT ツールホルダー
重量:63.5g
素材:プラスチック
タイプ:ホールドタイプ
設置:壁掛け型
収納数:11本
頻繁に使うレンチ収納におすすめ!
ツールメーカー「STRAIGHT」のレンチラックで、壁掛け型のホールドタイプとなります。壁には、付属している固定用ビスとウォールアンカーを使ってしっかりと固定します。23cmの横長形状をしており、レンチは最高11本まで収納可能です。
ラックタイプの場合、三角形や逆三角形をしているので収納できるレンチサイズが決まっています。しかし、このレンチラックはぶら下がりタイプなので、どこにどのサイズのレンチを挟んでもOKです。
この商品は、6か月のメーカー保証付きとなっているので、安心して購入することができますよ。作業台に散らかりがちなレンチを簡単に整理でき、いつでもすぐに取り出せる便利なレンチラックを探している方におすすめな商品です。
3位 アストロプロダクツ レンチラック
重量:-
素材:ABS樹脂
タイプ:ラックタイプ
設置:壁掛け型
収納数:12本
壁掛け・引出し収納などニーズに合わせて使える
「アストロプロダクツ」というツールショップのオリジナル商品で、いくつかの種類がありますが、この商品は12本収納のラック型逆三角形タイプとなります。
本体には、ビスなどを引っ掛けられる穴が付いており、壁掛け用として使うことができます。ラック型だとレンチが落ちないか心配になりますよね。アストロプロダクツの商品は、レンチをしっかり保持できる深さがあるので、壁掛け用として使ってもレンチが落ちることはなく、安心して使えますよ。
使用するレンチの数やサイズが多く、1つのレンチラックに使用回数の多いレンチを収納したい方などにおすすめの商品です。
4位 TONE レンチホルダー 7本
重量:50g
素材:プラスチック
タイプ:ラック&ホールドタイプ
設置:スタンド・壁掛け型
収納数:7本
手のひらサイズのコンパクト設計で壁掛け&携帯OK
日本の工具メーカー「TONE」のレンチホルダーで、この商品はスパナなどのレンチ類を7本まで収納可能なラック&ホールドタイプとなります。
手のひらサイズのコンパクト設計で落下防止のホルダーが付いているので、そのまま携帯することもできます。また、壁掛け用の穴が開いているので、普段作業場で使用するときには壁に掛けておけるので便利ですよ。
収納可能なレンチ幅は、4.5・5.3・6.0・6.1・6.5・6.6・6.8mmとなっています。比較的小さめのスパナやコンビスパナの収納に困っている方には、このレンチホルダーはおすすめですよ。
5位 KTC レンチラック
重量:200g
素材:PP樹脂
タイプ:ラックタイプ
設置:壁掛け・収納型
収納数:6本程度まで
ラックピンの位置を変えて使いやすくカスタマイズ!
「KTC」でおなじみの京都機械工具のレンチラックで、ラックタイプの壁掛け・収納型となります。この商品の魅力はラックピンが取り外しできるところにあり、自分の持っているレンチに合わせてカスタマイズできます。
収納本数が多いレンチラックを購入しても、サイズが合わなければ意味がありませんね。このレンチラックならば、自分のレンチサイズに合わせてラックピンを取り付ければいいので、とても便利です。自分の持っているレンチサイズに合う商品がなかなか見つからない方などには、このレンチラックはとてもおすすめですよ。
6位 アストロプロダクツ レンチラック
重量:-
素材:ABS樹脂
タイプ:ラックタイプ
設置:壁掛け・スタンド型
収納数:15本
大容量収納でコスパも◎
この商品はアストロプロダクツのレンチラックで、15本収納可能な大容量タイプです。フックなどに引っ掛けられる穴が開いており、壁掛け用として利用できます。大きめの引き出しであれば、そのまま収納することも可能ですよ。
ラックの溝が斜めに設計されており、レンチを収納すると寸法表記が見えやすい位置で固定されます。そのため、いちいちレンチを外して寸法を確認をしなくてもラックにおさめた状態で確認でき、とても便利です。
色々なサイズのレンチを持っている方には、整理ができるのでおすすめです。ただ、壁掛け用ではなく収納用として使いたい方は、レンチラックのサイズと収納場所のサイズを確認してから選んでくださいね。
7位 アストロプロダクツ レンチラック 8本用
重量:ー
素材:ABS樹脂
タイプ:ラック&ホールドタイプ
設置:スタンド・収納型
収納数:8本
コンパクトサイズでサイズ確認もカンタン!
アストロプロダクツのレンチラックで、レンチ8本まで収納できます。ロックカバー付きで、ラックに収納したレンチをガッチリ固定します。手のひらに収まるコンパクト設計なので、工具箱にそのまま収納OKなほか携帯にも便利ですよ。
手のひらサイズのコンパクトタイプでは、収納力が6~7本程度のものが多いですが、この商品は8本まで収納可能となっています。8本セットのレンチ類を持っている方には、これがあれば1セットを全て収納できるので便利ですね。
収納可能なレンチサイズは、5.8・6.0・6.5・7.0・7.5・8.0・8.5mmです。これらのサイズに適合するレンチをお持ちの方で、コンパクトタイプのラックを探している方には、ぜひおすすめしたい商品です。
SK11 レンチホルダー 9本用 225円 STRAIGHT ツールホルダー 230mm 19…… 560円 アストロプロダクツ レンチラック …… 345円 TONE レンチホルダー 7本 BND71 208円 KTC レンチラック TEH1SM 1,017円 アストロプロダクツ レンチラック 388円 アストロプロダクツ レンチラック …… 345円おすすめの商品一覧
製品 最安値 評価 リンク 3.9 4.4 5 3.9 4.37 3.83 4.67
自作して使いやすくするのも◎
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所有するレンチによっては、「既製品じゃサイズが合わなくて使えない」ということもあるかもしれませんね。そんな時は、レンチラックを自作してみてはいかがでしょうか?といっても、決して難しくはありません。
STRAIGHTやSK11には、裏面に粘着テープが付いたレールタイプのレンチラックが2本セットで販売されており、好きな位置でカットすることができます。つまり、このレールラックを使えば、自分のレンチに合ったレンチラックが作れるわけです。
作り方は簡単で、レンチの本数に合わせてカットし、あとはそれぞれのレンチ幅に合わせてレールラックを調節して固定すればOKです。パネルに貼り付けて引き出しに収納すれば、自作レンチラックのでき上がりです。
この商品は粘着テープで固定するので、壁に掛けるとレンチの重みで落下する可能性があります。ですので、壁掛けタイプを作りたい方は、KTCのレンチラック「TEH1SM」などを使ってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?レンチラックは、レンチを整理して収納するのにとても便利な道具ですが、選び方によって使い勝手の良し悪しが決まってしまいます。
とは言うものの、レンチラックの選び方はとても簡単ですので、心配はありません。ぜひこの選び方とおすすめ商品を参考にしていただき、使い勝手の良い商品を見つけてくださいね。