パソコンを使って音楽の制作や編集をすることをDTMと言い、近年その需要は高まっています。楽器の演奏ができない方でも簡単に作曲ができ、身近に音楽制作を楽しむことができるようになりました。
さらにmidiキーボードを使用すれば、ひとつひとつマウスでクリックしていた作業も打ち込むだけで完了します。作業効率が格段に上がるmidiキーボードの導入は、選び方もポイント。大きさや鍵盤数、機能もさまざまでどれを選べばいいか迷ってしまうでしょう。
そこで今回はmidiキーボードの選び方を詳しく説明します。最後にはおすすめのmidiキーボードも紹介しているので、チェックしてください。
目次
この記事でおすすめする商品
-
Akai Professional MPK mini mk3
-
M-AUDIO Keystation49 MK3
-
M-AUDIO Keystation Mini 32 MK3
-
Nektar Technology IMPACT GXP88
-
MIDITECH garagekey mini37
-
KORG USB MIDIキーボード microKEY-25
-
Nektar Technology SE49
-
CME PRO Bluetooth MIDIキーボード Xkey Air 37
-
Native Instruments KOMPLETE KONTROL A49
-
Roland MIDIキーボードコントローラー A-49
midiキーボードとは
midiキーボードはパソコンやタブレットと接続するだけで、手軽に楽曲が作れるキーボードのこと。 どんな特徴があるのか、具体的に見ていきましょう。
効率よく音の入力ができる

midiキーボードの特徴は、効率よく音が入力できる点です。通常はドレミの音をそれぞれクリックしながら作成する必要があります。midiキーボードは思いついたメロディーを弾くだけでそのまま楽譜に起こしたり、編集したりできるのが特徴です。
面倒な操作が必要なく、手軽に楽曲制作を楽しむことができます。
単体で音が出せないので注意

midiキーボードの欠点は、単体で音が出せないこと。midiキーボード自体には音源が搭載されていません。あくまで音の入力をするものなので、パソコンやタブレットと接続しなければ音は鳴りません。
midiキーボードの選び方
いろいろな種類があるmidiキーボード。商品によって種類や特徴が違うので、どれを選べばいいか迷っている方も多いでしょう。ここからはmidiキーボードを選ぶ際のポイントを説明します。
鍵盤の数で選ぶ
まずは鍵盤の数をチェックしましょう。選ぶポイントは、使い方と置くスペース。購入する前にどこに置くのか、どのような目的で使用するのかを考えましょう。
25鍵・32鍵:持ち運びやドラムパートの打ち込みに

気軽に外に持ち出せてドラムパートの打ち込みに適しているのは、25鍵・32鍵のタイプです。最もコンパクトなので、持ち運ぶ際も大きなスペースを取ることはありません。ピアノが弾けない方や簡単な打ち込みで音楽を楽しみたい方に向いています。
49鍵・61鍵:卓上でピアノ演奏にも対応

卓上に置いてピアノのように演奏して入力できるのが49鍵・61鍵のタイプです。程よいサイズと機能を搭載しているので演奏を楽しみやすく、幅広い楽曲の制作ができるでしょう。
作業スペースに余裕があるなら、49鍵、61鍵のタイプがおすすめ。 本格的に楽しめて便利な機能もたくさん付いているので、楽曲制作の幅も広がります。
88鍵:スタンド必須!弾きこなしたい人向け

本格的にピアノを弾きこなしたい方は88鍵を選ぶとよいでしょう。アコースティックピアノと同じ鍵盤数でもあり、いろいろなタイプの楽曲制作が楽しめます。
さらに、コントロール機能が充実しており、より楽曲制作がスムーズにできます。 スタンドは必須となりますが、音楽に力を入れたい方にもおすすめです。
接続方法で選ぶ
次に接続方法を確認しましょう。接続方法には大きく分けてUSBケーブルの有線タイプと、Bluetoothの無線タイプがあります。それぞれの特徴を説明するので、あなたが必要な方を選んでください。
USBケーブルタイプ(有線)

midiキーボードの接続方法で主流なのがUSBケーブルタイプです。パソコンに繋いで使うだけなら十分でしょう。有線タイプであればそのまま電力も供給されるので、途中で充電が切れる心配もありません。
Bluetoothタイプ(無線)

屋外やスマホの端末で使いたいなら、ワイヤレスでBluetooth対応のものを選びましょう。Bluetooth接続できるmidiキーボードであれば、楽曲制作のアプリもあるのでどこでも気軽に曲が作れます。
ワイヤレスなのでコードが邪魔にならず、引っかかって怪我をしたりコードが抜けてデータが飛ぶ心配もありません。
演奏のしやすさで選ぶ
音楽や楽曲制作を楽しむ上で、演奏のしやすさも重要なポイントです。キーボードの種類によって軽いタッチで演奏できるものや、ピアノと同じような重厚感のあるタッチで演奏できるものもあります。
キータッチは好みに合わせて

キータッチは自分の好みに合わせたものを選びましょう。キータッチの種類は、ライトタッチ・ピアノタッチ・セミウェイトの3つがあります。ライトタッチは軽い打鍵感が特徴のキータッチ。 ピアノタッチはピアノと同じ重さ、セミウェイトはその中間です。
ピアノを弾き慣れている方であればピアノタッチやセミウェイトを選ぶとよいでしょう。ピアノ初心者の方は軽いライトタッチがおすすめです。
フルキーが弾きやすい

弾きやすさを重視するならフルキーを選ぶとよいでしょう。midiキーボードにはフルキーとミニキーがあります。 フルキーはピアノと同じサイズなので、本格的にDTMを楽しみたい方向け。簡単な入力をメインで考えているのであればミニキーで十分です。
コントローラーの機能で選ぶ

コントローラーの機能が充実しているものを選ぶことで、より音楽制作の幅が広がります。こだわりたい方は高性能モデルを選ぶとよいでしょう。
一般的に鍵盤数が多い方が機能が充実しています。ただし値段も上がるので、オーバースペックとならないよう、自分が必要とする機能を見極めることが重要です。
基本的に楽曲を制作する際は細かい作業の連続です。本格的に音楽を編集したい方は機能が充実しているものを選ぶことで、作業効率がアップするでしょう。
ペダル用端子の有無で選ぶ

ペダル用端子の有無も重要なチェックポイントです。ペダルを踏むことでピアノのように音の余韻が残るので、幅広い表現が可能になります。
さまざまな表現に挑戦したい方はペダル用端子が備わっているものを選ぶとよいでしょう。ペダル本体は別途購入が必要。試しに楽曲制作を始めてみたいという初心者は、ペダル用端子が付いていなくても十分です。
使用ソフトや付属ソフトで選ぶ

普段から使用しているソフトがあるなら、購入を検討しているmidiキーボードで使えるかどうかをチェックしましょう。また、midiキーボードにはあらかじめDAWソフトなどが付属しているものもあります。
必要なソフトが付属しているタイプであれば費用節約にもつながるので、これから楽曲制作を始める方にもおすすめ。
midiキーボードを購入する際はどのようなソフトが使えるのか、付属ソフトはあるのかをチェックしてください。
midiキーボードのおすすめ人気ランキング10選
midiキーボードの選び方をまとめたところで、ここからはおすすめの製品を紹介します。初心者向けからプロ向けまで、スキルや目的に合わせて利用できるmidiキーボードを厳選しました。ぜひ参考にしてください。
1位 Akai Professional MPK mini mk3

鍵盤サイズ:31.8cm x 18.1cm x 4.4cm
キータッチ:-
接続方法:USB
ペダル端子の有無:有
初心者からプロまで!必要機能が揃う
25鍵タイプのキーボードコントローラーで、繊細なタッチを正確に表現してくれます。幅広い制作環境に対応しており、初心者からプロまで使える万能モデル。
各音楽制作ソフトウェアとの互換性があり、様々なメロディーを手軽に楽曲に起こせます。優れた表現力で、理想の音楽作りをしましょう。
2位 M-AUDIO Keystation49 MK3

鍵盤サイズ:約 (幅)822×(高さ)68 ×(奥行)189mm
キータッチ:-
接続方法:USB
ペダル端子の有無:有
表現の幅が広がる人気モデル
49鍵タイプのコントローラーで、幅広い表現ができる人気モデルです。マウスやキーボードを使わなくても、自分が普段使っている音楽制作ソフトウェアで演奏や録音が可能。
人間工学的に設計されたキータッチモデルが搭載されており、初心者でも本格的な音楽が作成できます。
3位 M-AUDIO Keystation Mini 32 MK3

鍵盤サイズ:41.76 x 1.83 x 10.67 cm
キータッチ:-
接続方法:USB
ペダル端子の有無:-
人気シリーズのコンパクトモデル
人気シリーズから誕生したコンパクトモデルです。32鍵タイプの薄型モデルで、持ち運びにも便利。
自宅やスタジオなど、いろいろな場所に持ち運んで手軽に音楽作成ができます。打ち込み時には生の演奏感を出してくれるので、初心者にもおすすめ。
また、ソフトウェアが2つ付属しておりすぐに音楽制作が始められるのも魅力の一つ。オクターブアップ・ダウンボタンで演奏範囲も広げられるので、プロの方にもおすすめです。
4位 Nektar Technology IMPACT GXP88

鍵盤サイズ:134.5×23×8 cm
キータッチ:セミウエイト
接続方法:USB
ペダル端子の有無:有
本格的な音楽制作に
88鍵タイプのコントローラーで、本格的な音楽制作をしたい方におすすめです。セミウェイトキーボードなので、ダイナミックで臨場感のある演奏を再現してくれます。
専用のトランスポートコントロールを活用すれば、DAWの主要な機能に直接アクセスすることも可能。
キーボードのタッチは5種類の中から演奏スタイルや自分の好みに合わせて選べるので、演奏の幅も広がります。
5位 MIDITECH garagekey mini37

鍵盤サイズ:45 (W) x 12.5 (D) x 3 (H) cm
キータッチ:-
接続方法:UBS
ペダル端子の有無:-
アップル社製GarageBandと相性がよい
コンパクトサイズで持ち運びにも便利なキーボード。スペースを大きく取ることもなく、いつでもどこでも手軽に音楽制作が楽しめます。特にApple社製GarageBandとの相性が良く、音楽制作もサクサクと進むでしょう。
オクターブ+ −スイッチやUSB端子がパネルに付いているので、音楽の幅もぐんと広がります。
パソコンに接続すればすぐに利用可能なので、ふと音楽を思いついたときでも簡単に楽譜に起こせるのがポイント。
6位 KORG 定番 USB MIDIキーボード microKEY-25

鍵盤サイズ:395(W)x 131(D)x 52(H)mm
キータッチ:ライトウェイト
接続方法:USB
ペダル端子の有無:有
コンパクトなのに弾きやすい
超コンパクトサイズなので、大きく場所を取ることがありません。パソコンやタブレットの前の小さなスペースがあれば、手軽に利用ができます。
コンパクトながらも演奏力に優れており、心地よい弾き心地を実現しています。 初心者の方やスタジオや自宅などいろいろな場所で音楽制作をしたい方にもおすすめです。
ペダル端子搭載で、臨場感のある演奏も楽しめるでしょう。
7位 Nektar Technology SE49

鍵盤サイズ:80.5 cm x 19.7 cm x 6.9 cm
キータッチ:セミウェイト/ライトウェイト
接続方法:USB
ペダル端子の有無:有
シンプルなボタンで機能はバッチリ
49鍵タイプのフルサイズキーボードで、演奏スタイルや好みに合わせて4種類のキータッチから選べます。シンプルながらも機能性はバッチリと備わっており、パフォーマンスをサポートするコントロール力も優れています。
ソフトウェアも付属しているので、届いたその瞬間から音楽制作が可能です。さらに、国内正規輸入品なので信頼度が高い製品でもあります。
8位 CME PRO Bluetooth MIDIキーボード Xkey Air 37

鍵盤サイズ:553 x 135 x 16 mm (W x D x H)
キータッチ:-
接続方法:Micro USB
ペダル端子の有無:-
薄型・Bluetooth接続で持ち運びやすい
37鍵タイプの薄型ワイヤレスキーボードです。持ち運びを前提として制作されているので、バッグにもすっぽり収納可能。最大で10時間のバッテリー容量が確保されており、すぐに充電が切れる心配がなく集中して音楽制作ができます。
専用のアプリケーションにつなげば、自分に合ったカスタマイズが可能なので使い勝手もよいです。iPhoneやiPadなどの端末との接続も簡単で、時と場所に合わせて利用できるのもポイント。
9位 Native Instruments KOMPLETE KONTROL A49

鍵盤サイズ:W 820 x D 257 x H 89 mm
キータッチ:セミウェイト/ライトウェイト
接続方法:USB
ペダル端子の有無:有
直感的に使える!コスパもよいモデル
クラス最上級の独自開発されたセミウェイテッド・カスタムキーボードが採用されており、スマートで心地よい弾き心地を実現します。
その他サウンドの検索、サウンドのキャプチャー、パラメーターの調整などが可能で、プロ仕様の機能も付属しています。
リーズナブルな価格ながらも幅広い楽曲制作に対応しており、初心者からプロまでおすすめできるモデル。とりあえずmidiキーボードを使ってみたいという方にもおすすめです。
10位 Roland MIDIキーボードコントローラー A-49

鍵盤サイズ:836mm✕182mm✕84mm(W✕D✕H)
キータッチ:-
接続方法:USB
ペダル端子の有無:有
フルサイズで演奏性を追求
49鍵フルサイズタイプのキーボードです。音楽制作ソフトウェアのライセンスが付属しており、届いた瞬間から本格的な音楽制作が可能に。
USBバスパワー駆動に対応しており、パソコンはもちろんiPadやスマホなどの端末にも対応しています。
また、コントローラーはシンプルで使いやすく、ステージ用としてもDTM用としても幅広い使い方に対応しているのがポイント。
ホールドペダル、エクスプレッションペダル端子が装備しているので、音の幅がぐんと広がります。本格的に楽曲制作がしたい方にもおすすめ。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() Akai Professional MPK mini mk3 1 | 9,414円 | | |
![]() M-AUDIO Keystation49 MK3 2 | 9,990円 | | |
![]() M-AUDIO Keystation Mini 32 MK3 3 | 5,460円 | | |
![]() Nektar Technology IMPACT GXP88 4 | 34,650円 | | |
![]() MIDITECH garagekey mini37 5 | 6,380円 | | |
![]() KORG USB MIDIキーボード microKEY…… 6 | 4,928円 | | |
![]() Nektar Technology SE49 7 | 8,869円 | | |
![]() CME PRO Bluetooth MIDIキーボード…… 8 | 33,945円 | | |
![]() Native Instruments KOMPLETE KONT…… 9 | 23,610円 | | |
![]() Roland MIDIキーボードコントロー…… 10 | 19,800円 | | |
まとめ
今回は楽曲制作にあると便利なmidiキーボードの選び方とおすすめの製品をご紹介しました。midiキーボードにはさまざまな機能があり、高性能モデルは使いこなせるかどうかもポイント。
初心者でも本格的な音楽を楽しめるモデルもあるので、自分の演奏スキルや使用シーンを考えて選ぶことが大切です。
あなたにぴったりなmidiキーボードを選ぶことで、充実した音楽制作タイムが楽しめるでしょう。素敵な音楽を作って、制作スキルをどんどん高めてください。