【クール配送】ドメーヌ・ジョマン ブルゴーニュ コート・ドール シャルドネ [2021]750ml (白ワイン)
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法令により20歳未満への酒類の販売はいたしません。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
商品説明
主張せず、中身で問いかける不言実行の佇まい。
ピュリニー・モンラッシェ村のぶどうから造られる白ワイン!
ドメーヌ・ジョマンは現在の3人の兄弟の父であるマルク・ジョマン氏が、同じ村の生産者「ヴーヴ・アンリ・モローニ」(Veuve Henri Moroni)の事業を継承した1982年を歴史の礎としています。マルク氏は50年以上の歴史をもつこのヴーヴ・アンリ・モローニを1970年から支え続けてきました。そして、アンリ・モローニを継承した同年、彼はメゾン・ジョマンを興し、アンリ・モローニをフランス国内のブランドとして位置付けるとともに、買いブドウからワインをつくるネゴシアン・ブランド「ジョマン・フレール」を立ち上げました。そして1992年、彼が亡くなると同時に、残された家族は出自を誇りをもって内外に表明するため、自社畑100%のブドウからつくる海外出荷用ブランドとして「ドメーヌ・ジョマン」を立ち上げたのです。
現在、フェルマージュを含め9haを所有するドメーヌ・ジョマンを切り盛りするのはマルク氏の娘と息子の3兄弟。長女カトリーヌさんはアンリ・モローニを含め物流部門を担当、長男クリストフさんは栽培と醸造の責任者として。次男のフィリップさんはセールスと書類関係を担当しています。2017年現在51歳のクリストフさんは16歳から父の事業に参画しました。
「ブルゴーニュ コート・ドール シャルドネ」は、ピュリニー・モンラッシェ村内のAC区画のぶどうから造られる白ワイン。フローラルでドライフルーツのアロマがあり、洋ナシやライチの味わいがあります。アフターテイストは長く、複雑です。合う料理はハムやソーセージ、魚のバターソースなど。
■2021年ヴィンテージ情報■
2021年ヴィンテージは、4月初めにブドウ畑を襲った『冬』の霜の影響をもろに受けた。雨の多い夏はベト病の襲来を促した。収穫は例年通り9月末に行われた。近年は温暖な気候の結果、収穫は9月初め、あるいは8月末と非常に早くなっている。
2021年の収穫は収量が少なかった。その品質は、まさにブルゴーニュ・スタイルのワインを予感させる。近年の『日照』のヴィンテージの後、これは純粋なブルゴーニュの伝統に則ったワインの復活であり、エレガントで繊細、上質なブーケを持つ。経験とノウハウがこの難しいヴィンテージを造る鍵となったので、今年はワインメーカーの年と言える。
出来上がったワインはバランスが良く、酸味もしっかりとしている。白ワインは上質で際立ったものになるだろう。非常にクラシックな赤ワインは熟成させないと味わえないだろう。
唯一残念なのは歴史的に収穫量が少ないことで、平均生産量の50%減に近く、1985年以来最低の収穫量となっている・・・。
■テクニカル情報■
平均樹齢:33年、栽培面積:2.64ha、収量:60hl/ha、土壌:粘土石灰質土壌
栽培:リュット・レゾネ(減農薬農法)手摘みで収穫
醸造:18〜20度にコントロールされた発酵槽で20日間アルコール発酵を行いその後マロラクティック醗酵を行う。
熟成:半分をステンレス槽で、残り半分をオーク樽で、11カ月間の熟成を行う。
DOMAINE JOMAIN PIERRE MOREY BOURGOGNE COTE D"OR CHARDONNAY
ドメーヌ・ジョマン ブルゴーニュ コート・ドール シャルドネ
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ドール
原産地呼称:AOC. BOURGOGNE
ぶどう品種:シャルドネ 100%
アルコール度数:13.0%
味わい:白ワイン 辛口
■2017年ヴィンテージの感想です■
ワインショップにおいてあっても、あまりに地味すぎてスルーしてしまいそうなエチケット。全く知らない生産者でしたが、ピュリニー・モンラッシェ村でバタール・モンラッシェ、一級ピュセル、ペリエール、コンベットなど素晴らしい畑を所有している名門でした。
このブルゴーニュ・シャルドネ2017年を試しに飲んでみたところ、同じピュリニー・モンラッシェ村のポール・ペルノのブルゴーニュ・シャルドネを思わせるもので一瞬できにいりました。
白い花、白桃、リンゴなどのさわやかな香りに、程よい樽香と熟度の高い果実味がバランス良く感じられ、厚みのある味わいが堪能出来ます。温度が上がってくるとさらに味わいに深みが増し、どこかピュリニーらしい気品さえ感じさせるもの。とても丁寧に造られていることが分かる素晴らしいブルゴーニュ・シャルドネです。大きめのグラスでじっくりお楽しみください。2020.7.11
DOMAINE JOMAIN / ドメーヌ ジョマン 主張せず、中身で問いかける不言実行の佇まい シャトーが描かられた豪華絢爛のエチケットとも違い、また大勢のブルゴーニュワインにみられるような「ニュー・オーセンティック」とも言える洗練もない。ベースの紙色はぼんやりしたベージュだし、バックに描かれているのがユニコーン(一角獣)だということを知っている方も少ないでしょう。それほどに地味な印象がぬぐえない生産者がこのドメーヌ・ジョマン。しかし、彼らのワイン——特にフラッグシップのピュリニー・モンラシェを一度経験されれば、「期待できそうにない」ラベルデザインだからこそ、余計に品質の高さとそのお値打ち具合に驚かれるのではないでしょうか。 ドメーヌ・ジョマンは現在の3人の兄弟の父であるマルク・ジョマン氏が、同じ村の生産者「ヴーヴ・アンリ・モローニ」(Veuve Henri Moroni)の事業を継承した1982年を歴史の礎としています。マルク氏は50年以上の歴史をもつこのヴーヴ・アンリ・モローニを1970年から支え続けてきました。そして、アンリ・モローニを継承した同年、彼はメゾン・ジョマンを興し、アンリ・モローニをフランス国内のブランドとして位置付けるとともに、買いブドウからワインをつくるネゴシアン・ブランド「ジョマン・フレール」を立ち上げました。そして1992年、彼が亡くなると同時に、残された家族は出自を誇りをもって内外に表明するため、自社畑100%のブドウからつくる海外出荷用ブランドとして「ドメーヌ・ジョマン」を立ち上げたのです。現在、フェルマージュを含め9haを所有するドメーヌ・ジョマンを切り盛りするのはマルク氏の娘と息子の3兄弟。長女カトリーヌさんはアンリ・モローニを含め物流部門を担当、長男クリストフさんは栽培と醸造の責任者として。次男のフィリップさんはセールスと書類関係を担当しています。2017年現在51歳のクリストフさんは16歳から父の事業に参画しました。 9haの畑の中にはピュリニーの中でも、キラ星のような1erクリュ 「レ・コンベット」(ムルソー側)に0.4ha、シャサーニュ側のグラン・クリュ「バタール」と「ビアンヴニュ」に隣接する1er・クリュ 「レ・ピュセル」に0.16haの他、同様に1er・クリュ 「レ・ペリエール」に0.63haを所有しています。白眉のグラン・クリュ「バタール・モンラシェ」は1950年に植樹された14畝の0.32haを所有。かの、ラモネのすぐ北隣というロケーションです。 醸造責任者クリストフさんの言葉を借りれば「コンベットはパワフル。ムルソーに似ていて、香りも味わいもオイリーでリッチ。力強い。ピュセルはフェミニン。フィネスとエレガンスを湛え、かつ旨味とバランスの良さを持つ。ペリエールはミネラルとストラクチャーの強さとピュリティのかたまり。バタールは知っての通り濃厚で、蜜蝋みたいにオイリー」とのこと。 名著「ブルゴーニュワイン大全」を上梓したジャスパー・モリスMWをして『「レ・ピュセル」はブルゴーニュ最高の白を産する畑と思っている』との記録もあり。心に留めておきたいところ。 畑は1997年より、認証はとってないものの実質のビオロジック。除草剤、殺虫剤や化学肥料は一切不使用。畝間に下草を自生させ、春先に鋤きこんで緑肥として使用しています。 ワインづくりにおいては「シャサーニュやムルソーにはない、ピュリニーならではのフィネスや果実のピュリティとミネラリテ、デリケートさを表現できるよう」人工的な介入は極力避ける醸造を心がけています。メインとなる白は主発酵前のコールドマセラシオンを18℃までを上限に24時間行い、その後、20℃を保ち、1er・クリュ以上は自生酵母を用いて約10日の主発酵。MLFは環境温度を15〜16℃まで下げて促進し、収穫翌年の1月には完了。SO2の添加はMLF完了直後の1回のみで、熟成中はバトナージュは一切行わず還元状態に置きます。スーティラージュもコラージュ後の1回のみ。絶え間なく澱に触れさせることで、フレッシュ感を保つと同時にSO2添加量を抑える工夫がなされています。 「ブルゴーニュのワインはテロワールのワインであって品種や醸造家のたまものではない。醸造家はテロワールに寄り添い、その恩恵にあずかりながら、その異なる特徴を引き出すのみ」と言い切るクリストフさん。ラベルデザインの見栄えは後に置いて、ワイン自体の素晴らしさと真の意味での値頃感を味わいたいならドメーヌ・ジョマンのピュリニー・モンラシェは価格の高騰激しい今日こそ再評価に値するものでしょう。 |