【クール配送】アルノー・モルテ ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラ・ペリエール [2020]750ml
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商品説明
父の遺志を継承しつつ、さらにエレガンスを求める「アルノー・モルテ」が自らの名義でリリースするラインアップ!
故ドゥニ・モルテの長男アルノー・モルテは、2006年、24歳の若さで名高いドメーヌの運営を任されることとなった。メオ・カミュゼとドメーヌ・ルフレーヴで研修。アルノーの時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確か。
2016年より借地契約により加わった4haの畑から、アルノー・モルテが自らの名義でリリースするラインアップ。ラベルもドニ・モルテの物と同じデザインで、もちろん”ドメーヌ物”である事も含め、名のテキストが違うだけ。この新しい区画もアルノーによるケアを受けてからいよいよ2年、より本領を発揮する。
「ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラ・ペリエール」は、2つの区画のアッサンブラージュ。1つは樹齢約40年、もう1つは約80年の古木。飲みやすく滑らかで、アーモンド菓子のようなとろみと絹のような質感。賞賛に値する余韻の長さ。50%が新樽、25%が1年樽、25%が2年樽。
■テクニカル情報■
除梗の割合:60%、使用酵母:自生酵母、熟成期間:17ヵ月、土壌:粘土石灰質、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・サンプル、平均樹齢:60年、平均年間生産量(本数):2000本、収穫方法:手摘み
ARNAUD MORTET Gevrey Chambertin 1er Cru La Perriere
アルノー・モルテ ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラ・ペリエール
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン
原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
アルコール度数:13.5%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
ジャスパー・モリスMW:92-95 ポイント ★★★★
Tasting Date : December 2021 Tasting Location : Burgundy Tasted By : Jasper Morris MW
60% whole bunch vinification and 45% new wood. Richer purple in the colour, with a lovely depth of flavour on the nose. This is seamless on the palate, a lush deep red fruit with a velvet texture, a little touch of strawberry without insisting too much. Fine long finish. A little peppery touch and salty at the back.
ワインアドヴォケイト:(92 - 94) ポイント
Rating (92 - 94) Reviewed by William Kelley Issue Date 21st Jan 2022 Source January 2022 Week 3, The Wine Advocate
Another notable success is the 2020 Gevrey-Chambertin 1er Cru La Perriere, a medium to full-bodied, ample and velvety wine evocative of cherries, wild berries, rose petals and loamy soil. Textural and seamless, it concludes with a long, mouthwateringly saline finish.
Denis MORTET / ドニ・モルテ 父の遺志を継承しつつ さらにエレガンスを求める 2006年に暦が切り替わって間もなく、ドゥニ・モルテは自らの命を絶った。完璧主義者といわれる彼の心中に、どのような葛藤があったのか。われわれは知る由もない。その遺志を継ぐのは長男のアルノー。24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなった。 専門学校を中退し、メオ・カミュゼとドメーヌ・ルフレーヴで研修。13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたそうだが、2000年以降、フルタイムで働いている。 ドメーヌ・ルフレーヴで研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったため。ルフレーヴで働いた結果、ビオディナミの難しさを理解したという。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられている。 ドゥニ時代のドメーヌのワインは、いかにもジュヴレ・シャンベルタンらしい、強い抽出と凝縮感をもつワインであった。しかし、息子のアルノーは、抽出が強過ぎるのではないかと父の造るワインに疑問を抱き、2000年にそれを訴えて以降、ピジャージュの頻度を減らすようになったという。醸造法は、原則として完全除梗(2009年のような暑い年は半分くらい全房を含める)のうえ、低温マセレーション。発酵容器はコンクリートタンクを使う。1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュ。新樽率も父の時代と変わり、以前はほぼ100%新樽熟成だったが、現在は村名ジュヴレ・シャンベルタンで60〜70%まで下げている。熟成期間は18ヶ月。 かつて5つの区画名入りジュヴレ・シャンベルタンを造っていたドゥニ・モルテだが、その後、それらをひとつにまとめた「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」に集約。それを今度は以下の3つのキュヴェに整理した。 アン・マトロとオー・ヴェレを中心とするノーマルの村名ジュヴレ・シャンベルタン。コンブ・デュ・デゥシュとアン・ドゥレを中心に樹齢70〜80年の古木を用いて造られる「ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。それに1級シャンポーに隣接した、小石の多い樹齢70年の区画、アン・シャンのみから造られる、唯一の区画名付き村名「ジュヴレ・シャンベルタン・アン・シャン」だ。 アルノーの時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確か。また、アルノーはマルサネやフィサンなどコート・ド・ニュイ北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。ジュヴレ・シャンベルタンに比べてその6割程度の価格で入手可能なマルサネやフィサンは、じつにお値打ちなワインである。 ドゥニの訃報が世界中を騒がせた直後はドメーヌの未来を悲観する声も聞かれたが、それはまったくの杞憂。アルノーのワインはすでに父ドゥニのレベルを超えている。 |