ジッドとその時代(中古品)
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商品説明
(中古品)
ジッドとその時代
【ブランド名】
吉井 亮雄: author;
【商品説明】
内容紹介 本書は、書簡や日記をはじめとする豊富な未刊文献を駆使して、フランスの文豪アンドレ・ジッドが同時代人と結んだ多様な関係の具体相を鮮明に描き出し、稀代の文学的プロテウスの多面的肖像を活写する、実証研究の画期的成果である。 ジッドがフランス文学史上固有の地位を主張しうるのは、ある文学的戦略を早くから選択し、以後ゆらぐことなくそれを実践し続けたからだ。すなわち、自己を禁忌とする逆説的なナルシシズムを育み、これに縛られ導かれて、ついには禁忌と執着とが混淆し、現実と虚構とが分別しがたい自伝空間を生きる、そして行為と書物とが捻れあい織りなす「生」の総体そのものをひとつの「作品」として提示する、という戦略である。 このことは、ジッドが青年期から愛読していたフローベールの小説美学にかんする次の考察からも窺えよう──「フローベール流の客観性は人間存在を外面からしか眺めようとせず、存在の深奥に到達することはない。私の思うに、小説家にとって真の客観性は別様な働き方をするものなのである。小説家が登場人物になりきらないかぎり、描かれるのはただその輪郭にすぎないのだ」。 じっさいジッド作品の主人公たちの多くは彼自身を色濃く投影した存在であるが、しかし上記の文学的戦略にそって描き出される「自画像」は不可避的に誇張と歪みとを内包する。「ジッドの総体像に迫る」とは必然的に、この誇張と歪みを読み解きながら、彼独自の創造的な自伝空間を検証することにほかならないのである。 ▼目?次 ?凡例・略号一覧 序 ?第1部?「自己」の探求と初期の文学活動 第1章?自伝による幼少年期・青年期の「再構成」 ?──『一粒の麦もし死なずば』の冒頭と末尾について── 第2章?青年期のジッドとヴァレリー ?──ふたりの関係は「危うい友情」だったのか── 第3章?ジッドとエドゥアール・デュジャルダン ?──「内的独白」の創始者との交流── 第4章?ジッドとナチュリスム ?──サン=ジョルジュ・ド・ブーエリエとの往復書簡── ?第2部?文学活動の広がり 第1章?ジッドとポール・フォール ?──詩人にして文芸誌主宰者との交流── 第2章?「デラシネ論争」「ポプラ論争」の余白に ?──ジッドとルイ・ルアールの往復書簡をめぐって── 第3章?「状況に想をえた小品」 ?──『放蕩息子の帰宅』の生成、作品の読解、同時代の反響── 第4章?「新劇場」か、それとも「小劇場」か ?──『カンダウレス王』ベルリン公演をめぐって── 第5章?ジッドとトルストイ ?──伯爵家での『放蕩息子の帰宅』朗読をめぐって── ?第3部?批評家・外国人作家との交流 第1章?ジッドとチボーデ ?──一九〇九年から一九二〇年代初めまでの交流── 第2章?ジッドとガストン・ソーヴボワ ?──第一次大戦前後の交流── 第3章?ジッドとリルケ ?──『放蕩息子の帰宅』ドイツ語訳をめぐって── 第4章?ジッドとタゴール ?──『ギーターンジャリ』フランス語訳をめぐって── ?第4部?「現実」への関心 第1章?ジッドとポール・デジャルダン ?──一九二二年の「ポンティニー旬日懇話会」を中心に── 第2章?ジッドとアンリ・マシス ?──一九二四年の論争を中心に── 第3章?蔵書を売るジッド ?──一九二五年の競売── 第4章?ジッドの『ポワチエ不法監禁事件』 ?──現実探求のなかでの位置── ?第5部?晩年の交流 第1章?ジッドの盛澄華宛書簡 ?──中国人フランス文学者との交流── 第2章?ジッドと「プレイアッド叢書」 ?──『日記』旧版をめぐって── 第3章?ジッドとジャン・カバネル ?──「アマチュア文芸批評家」にしてレジスタンスの闘士との交流── 第4章?ジッドの『アンリ・ミショーを発見しよう』 ?──一九四一年のニース講演中止をめぐって── 第5章?ジッドとアンドレ・カラス ?──若き文芸ジャーナリストとの交流── 結?語 《補遺》?ジッド書誌の現状──参考文献一覧に代えて── ?初出一覧/あとがき/索引 内容(「BOOK」データベースより) 文学的プロテウスの多面的肖像。書簡や日記をはじめとする豊富な未刊文献を駆使して、大作家アンドレ・ジッドが同時代人と結んだ多様な関係・交流を鮮明かつ具体的に描き出す。 著者について 吉井亮雄 (よしい?あきお) 東京大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。 九州大学大学院人文科学研究院教授。パリ第4大学博士(文学)、大阪大学博士(文学)。 専門はフランス近現代文学。 著?書 : Andr? Gide, Le Retour de l'Enfant prodigue. ?dition critique (Presses Universitaires du Kyushu, 1992); Bibliographie chronologique des livres consacr?s ? Andr? Gide, 1918-2008. [En collab. avec Claude Martin.] (Centre d'?tudes Gidiennes, 2009); Andr? Gide - Paul Fort, Correspondance, 1893-1934 (Centre d'?tudes Gidiennes, 2012); La Phalange. Table et index, 1906-1914. [En collab. avec Claude Martin.] (Publications de l'Association des Amis d'Andr? Gide, 2014). 訳?書 : クロード・マルタン『アンドレ・ジッド』(九州大学出版会、2003年) 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 吉井/亮雄 1953年生まれ。東京大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。九州大学大学院人文科学研究院教授。パリ第4大学博士(文学)、大阪大学博士(文学)。専門はフランス近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ジッドとその時代
【ブランド名】
吉井 亮雄: author;
【商品説明】
内容紹介 本書は、書簡や日記をはじめとする豊富な未刊文献を駆使して、フランスの文豪アンドレ・ジッドが同時代人と結んだ多様な関係の具体相を鮮明に描き出し、稀代の文学的プロテウスの多面的肖像を活写する、実証研究の画期的成果である。 ジッドがフランス文学史上固有の地位を主張しうるのは、ある文学的戦略を早くから選択し、以後ゆらぐことなくそれを実践し続けたからだ。すなわち、自己を禁忌とする逆説的なナルシシズムを育み、これに縛られ導かれて、ついには禁忌と執着とが混淆し、現実と虚構とが分別しがたい自伝空間を生きる、そして行為と書物とが捻れあい織りなす「生」の総体そのものをひとつの「作品」として提示する、という戦略である。 このことは、ジッドが青年期から愛読していたフローベールの小説美学にかんする次の考察からも窺えよう──「フローベール流の客観性は人間存在を外面からしか眺めようとせず、存在の深奥に到達することはない。私の思うに、小説家にとって真の客観性は別様な働き方をするものなのである。小説家が登場人物になりきらないかぎり、描かれるのはただその輪郭にすぎないのだ」。 じっさいジッド作品の主人公たちの多くは彼自身を色濃く投影した存在であるが、しかし上記の文学的戦略にそって描き出される「自画像」は不可避的に誇張と歪みとを内包する。「ジッドの総体像に迫る」とは必然的に、この誇張と歪みを読み解きながら、彼独自の創造的な自伝空間を検証することにほかならないのである。 ▼目?次 ?凡例・略号一覧 序 ?第1部?「自己」の探求と初期の文学活動 第1章?自伝による幼少年期・青年期の「再構成」 ?──『一粒の麦もし死なずば』の冒頭と末尾について── 第2章?青年期のジッドとヴァレリー ?──ふたりの関係は「危うい友情」だったのか── 第3章?ジッドとエドゥアール・デュジャルダン ?──「内的独白」の創始者との交流── 第4章?ジッドとナチュリスム ?──サン=ジョルジュ・ド・ブーエリエとの往復書簡── ?第2部?文学活動の広がり 第1章?ジッドとポール・フォール ?──詩人にして文芸誌主宰者との交流── 第2章?「デラシネ論争」「ポプラ論争」の余白に ?──ジッドとルイ・ルアールの往復書簡をめぐって── 第3章?「状況に想をえた小品」 ?──『放蕩息子の帰宅』の生成、作品の読解、同時代の反響── 第4章?「新劇場」か、それとも「小劇場」か ?──『カンダウレス王』ベルリン公演をめぐって── 第5章?ジッドとトルストイ ?──伯爵家での『放蕩息子の帰宅』朗読をめぐって── ?第3部?批評家・外国人作家との交流 第1章?ジッドとチボーデ ?──一九〇九年から一九二〇年代初めまでの交流── 第2章?ジッドとガストン・ソーヴボワ ?──第一次大戦前後の交流── 第3章?ジッドとリルケ ?──『放蕩息子の帰宅』ドイツ語訳をめぐって── 第4章?ジッドとタゴール ?──『ギーターンジャリ』フランス語訳をめぐって── ?第4部?「現実」への関心 第1章?ジッドとポール・デジャルダン ?──一九二二年の「ポンティニー旬日懇話会」を中心に── 第2章?ジッドとアンリ・マシス ?──一九二四年の論争を中心に── 第3章?蔵書を売るジッド ?──一九二五年の競売── 第4章?ジッドの『ポワチエ不法監禁事件』 ?──現実探求のなかでの位置── ?第5部?晩年の交流 第1章?ジッドの盛澄華宛書簡 ?──中国人フランス文学者との交流── 第2章?ジッドと「プレイアッド叢書」 ?──『日記』旧版をめぐって── 第3章?ジッドとジャン・カバネル ?──「アマチュア文芸批評家」にしてレジスタンスの闘士との交流── 第4章?ジッドの『アンリ・ミショーを発見しよう』 ?──一九四一年のニース講演中止をめぐって── 第5章?ジッドとアンドレ・カラス ?──若き文芸ジャーナリストとの交流── 結?語 《補遺》?ジッド書誌の現状──参考文献一覧に代えて── ?初出一覧/あとがき/索引 内容(「BOOK」データベースより) 文学的プロテウスの多面的肖像。書簡や日記をはじめとする豊富な未刊文献を駆使して、大作家アンドレ・ジッドが同時代人と結んだ多様な関係・交流を鮮明かつ具体的に描き出す。 著者について 吉井亮雄 (よしい?あきお) 東京大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。 九州大学大学院人文科学研究院教授。パリ第4大学博士(文学)、大阪大学博士(文学)。 専門はフランス近現代文学。 著?書 : Andr? Gide, Le Retour de l'Enfant prodigue. ?dition critique (Presses Universitaires du Kyushu, 1992); Bibliographie chronologique des livres consacr?s ? Andr? Gide, 1918-2008. [En collab. avec Claude Martin.] (Centre d'?tudes Gidiennes, 2009); Andr? Gide - Paul Fort, Correspondance, 1893-1934 (Centre d'?tudes Gidiennes, 2012); La Phalange. Table et index, 1906-1914. [En collab. avec Claude Martin.] (Publications de l'Association des Amis d'Andr? Gide, 2014). 訳?書 : クロード・マルタン『アンドレ・ジッド』(九州大学出版会、2003年) 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 吉井/亮雄 1953年生まれ。東京大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。九州大学大学院人文科学研究院教授。パリ第4大学博士(文学)、大阪大学博士(文学)。専門はフランス近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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(中古品)ジッドとその時代//吉井 亮雄: author; /内容紹介
本書は、書簡や日記をはじめとする豊富な未刊文献を駆使して、フランスの文豪アンドレ・ジッドが同時代人と結んだ多様な関係の具体相を鮮明に描き出し、稀代の文学的プロテウスの多面的肖像を活写する、実証研究の画期的成果である。
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このことは、ジッドが青年期から愛読していたフローベールの小説美学にかんする次の考察からも窺えよう──「フローベール流の客観性は人間存在を外面からしか眺めようとせず、存在の深奥に到達することはない。私の思うに、小説家にとって真の客観性は別様な働き方をするものなのである。小説家が登場人物になりきらないかぎり、描かれるのはただその輪郭
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