桃源の水脈 東アジア詩画の比較文化史 (中古品)
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(中古品)
桃源の水脈—東アジア詩画の比較文化史—
【ブランド名】
名古屋大学出版会
芳賀 徹: author;
【商品説明】
内容紹介 なぜ懐かしさを感じるのか——。ユートピアでもなくアルカディアでもなく、東アジアの人びとの根源的な夢想と願望に根ざして作り上げられた、平和の小世界。古代中国に発し、詩的トポスとして幾多の詩文や絵画を生み出してきた「桃源郷」の系譜を、現代の日本に掬いとるライフワーク。 【書評】 ・『みすず』(2020年1・2月合併号、読書アンケート特集、杉田英明氏紹介) “…… これまでさまざまな形で目にしたり、著者から直接話を伺ったりした諸章が統合されたのみならず、時間の経過のお蔭で豊かに枝葉が茂り、小川芋銭や多田智満子や福永武彦の作品世界にまで読者を導いてくれる。……(p.12) ・毎日新聞(2019年12月8日付、読書欄特集「2019 この3冊」、評者:張競氏) “…… 詩歌や絵画における桃源郷の表象には長い歴史があるにもかかわらず、これまで日本や韓国だけでなく、中国にもまだ専門に扱う書物はない。…… 40年以上の歳月をかけてまとめられたもので、東アジア文化における理想郷憧憬の系譜を見事に説き明かした。……"(「毎日新聞」2019年12月8日付、第11面から) ・神戸新聞ほか(2019年9月8日付ほか、評者:福嶋亮大氏。福島民友・北日本新聞・北國新聞: 2019年7月20日付、岩手日報・秋田さきがけ・南日本新聞・琉球新報: 2019年7月21日付、福島民報・沖縄タイムス: 2019年7月27日付、下野新聞・神奈川新聞・新潟日報・京都新聞・日本海新聞・山陰新聞・愛媛新聞・宮崎日日新聞: 2019年7月28日付、山梨日日新聞・岐阜新聞・四国新聞・長崎新聞・大分合同新聞: 2019年8月4日付、信濃毎日新聞: 2019年8月11日付、静岡新聞・山陰中央新報: 2019年9月1日付、神戸新聞: 2019年9月8日付) “…… 桃源郷はかつてあった世界へのノスタルジーの産物であり、その想像力はいわば「子供の領分」に根ざしている。著者は桃源郷に託して文明の幼年期を、つまり大人たちの忘れた小世界をかたどってみせた。もとより、人間の営みは大人の時間軸には収まりきらない。歴史とは数限りない夢と記憶の折り畳まれた複合体だからである。"(「信濃毎日新聞」2019年8月11日付、第8面) ・『月刊美術』(2019年9月号、通巻528号) ・日本経済新聞(2019年8月10日付、評者:河野元昭氏) “…… 東洋の理想郷である武陵桃源については、古くから考察されてきたし、その根本文献ともいうべき陶淵明の「桃花源記」についても解説が施されてきた。しかし氏の論考は、それらと一線を画する。例えば「腑分け」と称する「桃花源記」の読みについても、その鋭さと深さに感動すら覚える。夢想つまり創造力喚起力を分析し、老子的小国寡民礼賛から田園平和への大転換を指摘し、近代的ユートピアの窮屈さを対比的に浮かび上がらせるところなど、まさに眼からウロコだ。…… 美術史家をもって任じる私にとってはとくに、15世紀朝鮮絵画の傑作である安堅の「夢遊桃源図」から清・査士標の「桃源図巻」に至る「水脈」追跡の痛快さは、胸のすく思いであった。さらに新井白石や蕪村、上田秋成らの作品を丹念に読み込むことによって、氏が提唱する「パクス・トクガワーナ」を桃源の色に染めていく。…… 東アジアの桃源が瓦解しようとしている今日、このような書が世に問われたことの意味は、想像を超えて大きい。……"(「日本経済新聞」2019年8月10日付、第28面) ・熊本日日新聞(2019年7月28日付、評者:西槇偉氏) “…… 著者は、比較文学を日本の学界に定着させた草分け、島田謹二の学統を継承し、比較文学を花開かせた世代の大家の一人。その四十余年来の桃源研究の集大成である本書を耽読しながら、評者は大学院時代に著者の手ほどきを受け、比較研究の面白さに目を啓かれたことを思い出した。談論風発、スケールの大きな「連想」は健在で魅力的だ。そこであぶり出されるのは、文芸の滋味とともに、「理想的な文明のかたちとは」「仕合せとは」など極めて今日的な問題だ。"(「熊本日日新聞」2019年7月28日付、第7面) ・毎日新聞(2019年6月23日付、評者:張競氏) “…… 空想体系のせせらぎを渉るとき、感性的直観の鋭さをいかに深めていくかで、探検者の知性と力量が問われている。著者はテクストの温もりを肌で感じ取り、情念のぬかるみの感触を確かめながら、共同体の記憶の底に沈みたまった古人の想いをすくい上げようとした。そこには批評理論に武装されたような、凝り固まった観念性はなく、海辺へと導く小径を知り尽くした釣り人のような、忘我の恬淡さがあった。こうして、桃源郷を論じる者がまるで桃源郷に迷い込んだように、かつて存在していたかもしれないトポスをめぐって、詩的形象と絵画的言語のあいだを自由自在に往来し、一枚一枚の絵、一首また一首の詩から驚くべき夢の世界を発見した。…… 同じく陶淵明に共鳴しながらも、日本列島と朝鮮半島では桃源郷幻想に向ける想像力のベクトルはまた異なる方向にある。著者は比較文化史家だけあって、そのことを決して見逃さなかった。日中韓のあいだの音階の高低や色彩の濃淡を吟味し、些細な気配の違いから、彼我の風土や精神文化、さらには人生美学の差異を見いだし、円転滑脱な名調子でそれぞれの面白みを縦横無尽に語ってみせた。桃源郷の日本的展開は著者のもっとも得意とするところで、また、その本領がもっともよく発揮される分野でもある。上田秋成の『背振翁伝』、松岡映丘一門による『草枕絵巻』、さらに辻原登の『村の名前』など、近世から現代にいたるまでさまざまな名作を取り上げ、陶淵明はいうにおよばず、あらゆる夢の収集家たちがついに知りえない世界を次々と引き合いに出し、列島の文学芸術にしか見られない感受性を大いに自慢した。……"(「毎日新聞」2019年6月23日付、第10面から) 内容(「BOOK」データベースより) ユートピアでもなくアルカディアでもなく、東アジアの人びとの根源的な夢想と願望に根ざして作り上げられた、平和の小世界。古代中国に発し、詩的トポスとして幾多の詩文や絵画を生み出してきた「桃源郷」の系譜を、現代の日本に掬いとるライフワーク。 著者について 1931年生まれ 国際日本文化研究センター・東京大学名誉教授、京都造形芸術大学名誉学長 著 書 『平賀源内』(朝日新聞社、1981年、サントリー学芸賞) 『絵画の領分』(朝日新聞社、1984年、大佛次郎賞) 『與謝蕪村の小さな世界』(中央公論社、1986年) 『藝術の国日本 画文交響』(角川学芸出版、2010年、蓮如賞) 『文明としての徳川日本』(筑摩書房、2017年)ほか 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 芳賀/徹 1931年生まれ。文学博士。東京大学・国際日本文化研究センター名誉教授、京都造形芸術大学名誉学長、元岡崎市美術博物館・静岡県立美術館館長、日本藝術院会員。著書『平賀源内』(朝日新聞社、1981年、サントリー学芸賞)『絵画の領分』(朝日新聞社、1984年、大佛次郎賞)『藝術の国日本 画文交響』(角川学芸出版、2010年、蓮如賞)『文明としての徳川日本』(筑摩書房、2017年、恩賜賞、日本藝術院賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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桃源の水脈—東アジア詩画の比較文化史—
【ブランド名】
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内容紹介 なぜ懐かしさを感じるのか——。ユートピアでもなくアルカディアでもなく、東アジアの人びとの根源的な夢想と願望に根ざして作り上げられた、平和の小世界。古代中国に発し、詩的トポスとして幾多の詩文や絵画を生み出してきた「桃源郷」の系譜を、現代の日本に掬いとるライフワーク。 【書評】 ・『みすず』(2020年1・2月合併号、読書アンケート特集、杉田英明氏紹介) “…… これまでさまざまな形で目にしたり、著者から直接話を伺ったりした諸章が統合されたのみならず、時間の経過のお蔭で豊かに枝葉が茂り、小川芋銭や多田智満子や福永武彦の作品世界にまで読者を導いてくれる。……(p.12) ・毎日新聞(2019年12月8日付、読書欄特集「2019 この3冊」、評者:張競氏) “…… 詩歌や絵画における桃源郷の表象には長い歴史があるにもかかわらず、これまで日本や韓国だけでなく、中国にもまだ専門に扱う書物はない。…… 40年以上の歳月をかけてまとめられたもので、東アジア文化における理想郷憧憬の系譜を見事に説き明かした。……"(「毎日新聞」2019年12月8日付、第11面から) ・神戸新聞ほか(2019年9月8日付ほか、評者:福嶋亮大氏。福島民友・北日本新聞・北國新聞: 2019年7月20日付、岩手日報・秋田さきがけ・南日本新聞・琉球新報: 2019年7月21日付、福島民報・沖縄タイムス: 2019年7月27日付、下野新聞・神奈川新聞・新潟日報・京都新聞・日本海新聞・山陰新聞・愛媛新聞・宮崎日日新聞: 2019年7月28日付、山梨日日新聞・岐阜新聞・四国新聞・長崎新聞・大分合同新聞: 2019年8月4日付、信濃毎日新聞: 2019年8月11日付、静岡新聞・山陰中央新報: 2019年9月1日付、神戸新聞: 2019年9月8日付) “…… 桃源郷はかつてあった世界へのノスタルジーの産物であり、その想像力はいわば「子供の領分」に根ざしている。著者は桃源郷に託して文明の幼年期を、つまり大人たちの忘れた小世界をかたどってみせた。もとより、人間の営みは大人の時間軸には収まりきらない。歴史とは数限りない夢と記憶の折り畳まれた複合体だからである。"(「信濃毎日新聞」2019年8月11日付、第8面) ・『月刊美術』(2019年9月号、通巻528号) ・日本経済新聞(2019年8月10日付、評者:河野元昭氏) “…… 東洋の理想郷である武陵桃源については、古くから考察されてきたし、その根本文献ともいうべき陶淵明の「桃花源記」についても解説が施されてきた。しかし氏の論考は、それらと一線を画する。例えば「腑分け」と称する「桃花源記」の読みについても、その鋭さと深さに感動すら覚える。夢想つまり創造力喚起力を分析し、老子的小国寡民礼賛から田園平和への大転換を指摘し、近代的ユートピアの窮屈さを対比的に浮かび上がらせるところなど、まさに眼からウロコだ。…… 美術史家をもって任じる私にとってはとくに、15世紀朝鮮絵画の傑作である安堅の「夢遊桃源図」から清・査士標の「桃源図巻」に至る「水脈」追跡の痛快さは、胸のすく思いであった。さらに新井白石や蕪村、上田秋成らの作品を丹念に読み込むことによって、氏が提唱する「パクス・トクガワーナ」を桃源の色に染めていく。…… 東アジアの桃源が瓦解しようとしている今日、このような書が世に問われたことの意味は、想像を超えて大きい。……"(「日本経済新聞」2019年8月10日付、第28面) ・熊本日日新聞(2019年7月28日付、評者:西槇偉氏) “…… 著者は、比較文学を日本の学界に定着させた草分け、島田謹二の学統を継承し、比較文学を花開かせた世代の大家の一人。その四十余年来の桃源研究の集大成である本書を耽読しながら、評者は大学院時代に著者の手ほどきを受け、比較研究の面白さに目を啓かれたことを思い出した。談論風発、スケールの大きな「連想」は健在で魅力的だ。そこであぶり出されるのは、文芸の滋味とともに、「理想的な文明のかたちとは」「仕合せとは」など極めて今日的な問題だ。"(「熊本日日新聞」2019年7月28日付、第7面) ・毎日新聞(2019年6月23日付、評者:張競氏) “…… 空想体系のせせらぎを渉るとき、感性的直観の鋭さをいかに深めていくかで、探検者の知性と力量が問われている。著者はテクストの温もりを肌で感じ取り、情念のぬかるみの感触を確かめながら、共同体の記憶の底に沈みたまった古人の想いをすくい上げようとした。そこには批評理論に武装されたような、凝り固まった観念性はなく、海辺へと導く小径を知り尽くした釣り人のような、忘我の恬淡さがあった。こうして、桃源郷を論じる者がまるで桃源郷に迷い込んだように、かつて存在していたかもしれないトポスをめぐって、詩的形象と絵画的言語のあいだを自由自在に往来し、一枚一枚の絵、一首また一首の詩から驚くべき夢の世界を発見した。…… 同じく陶淵明に共鳴しながらも、日本列島と朝鮮半島では桃源郷幻想に向ける想像力のベクトルはまた異なる方向にある。著者は比較文化史家だけあって、そのことを決して見逃さなかった。日中韓のあいだの音階の高低や色彩の濃淡を吟味し、些細な気配の違いから、彼我の風土や精神文化、さらには人生美学の差異を見いだし、円転滑脱な名調子でそれぞれの面白みを縦横無尽に語ってみせた。桃源郷の日本的展開は著者のもっとも得意とするところで、また、その本領がもっともよく発揮される分野でもある。上田秋成の『背振翁伝』、松岡映丘一門による『草枕絵巻』、さらに辻原登の『村の名前』など、近世から現代にいたるまでさまざまな名作を取り上げ、陶淵明はいうにおよばず、あらゆる夢の収集家たちがついに知りえない世界を次々と引き合いに出し、列島の文学芸術にしか見られない感受性を大いに自慢した。……"(「毎日新聞」2019年6月23日付、第10面から) 内容(「BOOK」データベースより) ユートピアでもなくアルカディアでもなく、東アジアの人びとの根源的な夢想と願望に根ざして作り上げられた、平和の小世界。古代中国に発し、詩的トポスとして幾多の詩文や絵画を生み出してきた「桃源郷」の系譜を、現代の日本に掬いとるライフワーク。 著者について 1931年生まれ 国際日本文化研究センター・東京大学名誉教授、京都造形芸術大学名誉学長 著 書 『平賀源内』(朝日新聞社、1981年、サントリー学芸賞) 『絵画の領分』(朝日新聞社、1984年、大佛次郎賞) 『與謝蕪村の小さな世界』(中央公論社、1986年) 『藝術の国日本 画文交響』(角川学芸出版、2010年、蓮如賞) 『文明としての徳川日本』(筑摩書房、2017年)ほか 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 芳賀/徹 1931年生まれ。文学博士。東京大学・国際日本文化研究センター名誉教授、京都造形芸術大学名誉学長、元岡崎市美術博物館・静岡県立美術館館長、日本藝術院会員。著書『平賀源内』(朝日新聞社、1981年、サントリー学芸賞)『絵画の領分』(朝日新聞社、1984年、大佛次郎賞)『藝術の国日本 画文交響』(角川学芸出版、2010年、蓮如賞)『文明としての徳川日本』(筑摩書房、2017年、恩賜賞、日本藝術院賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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なぜ懐かしさを感じるのか——。ユートピアでもなくアルカディアでもなく、東アジアの人びとの根源的な夢想と願望に根ざして作り上げられた、平和の小世界。古代中国に発し、詩的トポスとして幾多の詩文や絵画を生み出してきた「桃源郷」の系譜を、現代の日本に掬いとるライフワーク。
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“…… これまでさまざまな形で目にしたり、著者から直接話を伺ったりした諸章が統合されたのみならず、時間の経過のお蔭で豊かに枝葉が茂り、小川芋銭や多田智満子や福永武彦の作品世界にまで読者を導いてくれる。……(p.12)
・毎日新聞(2019年12月8日付、読書欄特集「2019 この3冊」、評者:張競氏)
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