指数・対数のはなし—異世界数学への旅案内(中古品)
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(中古品)
指数・対数のはなし—異世界数学への旅案内
【ブランド名】
森 毅: author;
【商品説明】
内容紹介 ●著者「まえがき」より 数学を一般人が意識するとしたら,方程式とか,微積分とか,いろいろあろうが,ぼくとしては「指数・対数」が重要だと考えている。 世の中は指数的になっているのに,頭のほうは1次的(直線的)になっていて,そのギャップを理解することが,とても意味があると思うからだ。 しかしながら,現在の教育カリキュラムでは,「指数・対数」というのは,主として高校のカリキュラムになっていて,たいていの人は,そのころまでに,すっかり「数学ぎらい」になっている。そこで考えたのは,これを〈旅〉とすることだ。 旅ならば,その途中に,見なれぬ景色やよくわからぬ事件に出あっても,気にすることもあるまい。 むしろ,それが旅の楽しみというものだ。 著者からのコメント ●著者「新装版あとがき」より 「ゆとり教育」を非難するために,「分数のできない大学生」だの,「小数のできない大学生」だのが喧伝された。 そんなことより,分数のわかってないオジサン」や,「小数のわかってないオジサン」が世間に充満していることのほうが,社会的には大きな問題だと思う。 この本が,いささかでも社会に意味を持つとすれば,そのことだろう。 「分数」については,本文でもちょっとだけは触れているが,古代分数はギリシャとエジプトと中国で違うし,ぼくにも古代文化の構図がわかっているわけではない。 近代小数はヨーロッパの産物なので,少しはわかりやすい。 「円周率が3になる」という騒ぎがあったが,その扱い自体が,小数がわかってないことの証明でもある。…… 出版社からのコメント ◎13 歳から95 歳まで楽しめる、数学の風景 ★時は16 世紀後半、宮本武蔵が生まれた翌年に、シモン・ステヴィンは『小数論』を著し、 17 世紀にはいってまもなく、巌流島での決闘の2 年後に、ネイピアがはじめての「対数表」を発表した。 カリキュラムでは小学校と高校に分かれている「小数」と「対数」も、歴史的に見ればとても近い。 すなわち、「小数式桁数」こそが対数であり、近代の商業資本主義がこの2つの成立を促した。 ★そうした、自然法則の表現にマッチしていながら、人間の日常感覚とは異質の「指数・対数」の世界は、微分や複素数、波動・振動などの物理現象の解析まで、近代以降の数学の広がりを知るうえでの、理想的なモデルでもある。 その広がりを[旅案内]として語ることで、数学の自由さと親しみを感じさせる好著。 ★「新装版」での付録に、その時代の発明の興奮を伝える、ステヴィン「小数」(銀林 浩 訳)の紹介と現在の著者じしんによる「新装版あとがき」、および、3 本の「道草コラム」を加えた。 ★著者いわく、「ぼくの書いた数学の本のなかでは、いちばん〈世の中の役に立つ本〉かもしれん」?! 内容(「BOOK」データベースより) この本は雑誌『数学教室』1988年4月号から1年間連載された『指数世界への旅』をまとめたものである。このたび、「新装版」として出すにあたり、著者の書下ろしによる「新装版あとがき」を追加。また、新しく、雑誌『数学教室』1957年4月号に掲載された、「シモン・ステヴィンの小数」を収録。 抜粋 ●「指数世界への旅---数学でなにを学ぶか」から抜粋 中学生あたりにすすめることがあるのだが,中学校の数学でわからないところがあったとき,小学校から復習したりするばかりでなく,高校の数学をかじってみるのも,よいものである。 中学校の数学のわからぬ中学生が,高校の数学のわかるはずがない,と思うのかもしれないが,そこがいいところだ。どんなにわからなくとも,落ちこまずにすむ。これが,小学校からやり直して,わからないと落ちこむ。わからんでも,風景だけ眺める。 それが旅というものである。 ぼくは数学少年だったので,中学生のころから,難しい数学の本を読むのが好きだった。 だんだんと,わからないところが増えすぎて,半分をこえたあたりでもう進めなくなることも多かった。 半分まではわかったのではなくて,わからないままで進めるのが,半分ぐらいだったのだ。 それでも,半年ほどして, もう一度その旅を試みると,今度はもう少しわかるところも増えて,もっと先まで進めるのだった。 このことは,数学にかぎるまい。文学書だって,思想書だって,そんなによくわかって読むわけではない。 それでも,旅をすれば景色は目にはいる。数学書だけ,そのようにして悪いはずがない。 ただ,数学書はとかく,一歩一歩と進むようになりすぎている。 だから,ここではむしろ,意識的に旅として書いたのだ。 著者について 1928年 東京生まれ 1950年 東京大学理学部数学科 卒業 現在 京都大学名誉教授 ニックネームは〈一刀斎〉(さらに「佐保利流家元」との肩書がつく)。そのカタナ1本で、数学から数学史、数学教育へと関心を広げ、それにとどまらず、教育一般、文化史一般、思想や歴史・文学・哲学・社会のあり方まで、あらゆる事象を切りさばく。 そうした広範囲の博識のもと(=ヤジウマ性)で、その好奇心のカタナでナンデモ料理し(=デシャバリ性)、スタンダード以外にも多様な生き方(=オッチョコチョイ性)のあることを提示・紹介していく独自のスタイルには、昔からたくさんのファンをもつ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 森/毅 1928年東京生まれ。1950年東京大学理学部数学科卒業。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
当店では初期不良に限り、商品到着から7日間は返品をお受けいたします。
イメージと違う、必要でなくなった等、お客様都合のキャンセル・返品は一切お受けしておりません。
中古品の場合、基本的に説明書・外箱・ドライバーインストール用のCD-ROMはついておりません。
商品名に「限定」「保証」等の記載がある場合でも特典や保証・ダウンロードコードは付いておりません。
写真は代表画像であり実際にお届けする商品の状態とは異なる場合があります。
中古品の場合は中古の特性上キズ、汚れがある場合があります。
他モールでも併売しておりますので、万が一お品切れの場合はご連絡致します。
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配送準備が整い次第、出荷致します。配送業者、追跡番号等の詳細をメール送信致します。
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指数・対数のはなし—異世界数学への旅案内
【ブランド名】
森 毅: author;
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内容紹介 ●著者「まえがき」より 数学を一般人が意識するとしたら,方程式とか,微積分とか,いろいろあろうが,ぼくとしては「指数・対数」が重要だと考えている。 世の中は指数的になっているのに,頭のほうは1次的(直線的)になっていて,そのギャップを理解することが,とても意味があると思うからだ。 しかしながら,現在の教育カリキュラムでは,「指数・対数」というのは,主として高校のカリキュラムになっていて,たいていの人は,そのころまでに,すっかり「数学ぎらい」になっている。そこで考えたのは,これを〈旅〉とすることだ。 旅ならば,その途中に,見なれぬ景色やよくわからぬ事件に出あっても,気にすることもあるまい。 むしろ,それが旅の楽しみというものだ。 著者からのコメント ●著者「新装版あとがき」より 「ゆとり教育」を非難するために,「分数のできない大学生」だの,「小数のできない大学生」だのが喧伝された。 そんなことより,分数のわかってないオジサン」や,「小数のわかってないオジサン」が世間に充満していることのほうが,社会的には大きな問題だと思う。 この本が,いささかでも社会に意味を持つとすれば,そのことだろう。 「分数」については,本文でもちょっとだけは触れているが,古代分数はギリシャとエジプトと中国で違うし,ぼくにも古代文化の構図がわかっているわけではない。 近代小数はヨーロッパの産物なので,少しはわかりやすい。 「円周率が3になる」という騒ぎがあったが,その扱い自体が,小数がわかってないことの証明でもある。…… 出版社からのコメント ◎13 歳から95 歳まで楽しめる、数学の風景 ★時は16 世紀後半、宮本武蔵が生まれた翌年に、シモン・ステヴィンは『小数論』を著し、 17 世紀にはいってまもなく、巌流島での決闘の2 年後に、ネイピアがはじめての「対数表」を発表した。 カリキュラムでは小学校と高校に分かれている「小数」と「対数」も、歴史的に見ればとても近い。 すなわち、「小数式桁数」こそが対数であり、近代の商業資本主義がこの2つの成立を促した。 ★そうした、自然法則の表現にマッチしていながら、人間の日常感覚とは異質の「指数・対数」の世界は、微分や複素数、波動・振動などの物理現象の解析まで、近代以降の数学の広がりを知るうえでの、理想的なモデルでもある。 その広がりを[旅案内]として語ることで、数学の自由さと親しみを感じさせる好著。 ★「新装版」での付録に、その時代の発明の興奮を伝える、ステヴィン「小数」(銀林 浩 訳)の紹介と現在の著者じしんによる「新装版あとがき」、および、3 本の「道草コラム」を加えた。 ★著者いわく、「ぼくの書いた数学の本のなかでは、いちばん〈世の中の役に立つ本〉かもしれん」?! 内容(「BOOK」データベースより) この本は雑誌『数学教室』1988年4月号から1年間連載された『指数世界への旅』をまとめたものである。このたび、「新装版」として出すにあたり、著者の書下ろしによる「新装版あとがき」を追加。また、新しく、雑誌『数学教室』1957年4月号に掲載された、「シモン・ステヴィンの小数」を収録。 抜粋 ●「指数世界への旅---数学でなにを学ぶか」から抜粋 中学生あたりにすすめることがあるのだが,中学校の数学でわからないところがあったとき,小学校から復習したりするばかりでなく,高校の数学をかじってみるのも,よいものである。 中学校の数学のわからぬ中学生が,高校の数学のわかるはずがない,と思うのかもしれないが,そこがいいところだ。どんなにわからなくとも,落ちこまずにすむ。これが,小学校からやり直して,わからないと落ちこむ。わからんでも,風景だけ眺める。 それが旅というものである。 ぼくは数学少年だったので,中学生のころから,難しい数学の本を読むのが好きだった。 だんだんと,わからないところが増えすぎて,半分をこえたあたりでもう進めなくなることも多かった。 半分まではわかったのではなくて,わからないままで進めるのが,半分ぐらいだったのだ。 それでも,半年ほどして, もう一度その旅を試みると,今度はもう少しわかるところも増えて,もっと先まで進めるのだった。 このことは,数学にかぎるまい。文学書だって,思想書だって,そんなによくわかって読むわけではない。 それでも,旅をすれば景色は目にはいる。数学書だけ,そのようにして悪いはずがない。 ただ,数学書はとかく,一歩一歩と進むようになりすぎている。 だから,ここではむしろ,意識的に旅として書いたのだ。 著者について 1928年 東京生まれ 1950年 東京大学理学部数学科 卒業 現在 京都大学名誉教授 ニックネームは〈一刀斎〉(さらに「佐保利流家元」との肩書がつく)。そのカタナ1本で、数学から数学史、数学教育へと関心を広げ、それにとどまらず、教育一般、文化史一般、思想や歴史・文学・哲学・社会のあり方まで、あらゆる事象を切りさばく。 そうした広範囲の博識のもと(=ヤジウマ性)で、その好奇心のカタナでナンデモ料理し(=デシャバリ性)、スタンダード以外にも多様な生き方(=オッチョコチョイ性)のあることを提示・紹介していく独自のスタイルには、昔からたくさんのファンをもつ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 森/毅 1928年東京生まれ。1950年東京大学理学部数学科卒業。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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●著者「まえがき」より
数学を一般人が意識するとしたら,方程式とか,微積分とか,いろいろあろうが,ぼくとしては「指数・対数」が重要だと考えている。
世の中は指数的になっているのに,頭のほうは1次的(直線的)になっていて,そのギャップを理解することが,とても意味があると思うからだ。
しかしながら,現在の教育カリキュラムでは,「指数・対数」というのは,主として高校のカリキュラムになっていて,たいていの人は,そのころまでに,すっかり「数学ぎらい」になっている。そこで考えたのは,これを〈旅〉とすることだ。
旅ならば,その途中に,見なれぬ景色やよくわからぬ事件に出あっても,気にすることもあるまい。
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「ゆとり教育」を非難するために,「分数のできない大学生」だの,「小数のできない大学生」だのが喧伝された。
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