建築ジャーナル (2017年8月号)
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建築ジャーナル (2017年8月号)
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特集
「築地礼讃」
築地市場は美しい。美しいのには理由がある。大きくカーブした鉄骨トラス構造はパリのオルセー駅(現在はオルセー美術館)やモネが描いたサン・ラザール駅に見られるトレイン・シェッドと呼ばれる大架構だ。床は江戸小紋のようなピンコロ石の波模様。そんな東西の出会いと時間の蓄積を背景に人が生きているエネルギーの炸裂する建築が築地市場なのだ。戦後72年、日本は経済的には豊かになったのかもしれないが、こんな美しい場所が東京に存在することを許すだけの豊かさが、今の日本にほしい。
■築地市場は天才的である
[文]中沢新一×[写真]新納 翔 8
■伊東豊雄さんインタビュー
「聖地」築地のエネルギー 16
■モダニズム建築としての築地市場|平井 充 18
■こうすれば遺る築地再生|今川憲英 22
■〈座談会〉築地のおかみさん+周辺住民 生の声
山口タイ+石塚千枝子+鈴木理英子+山本浩三+中澤 誠 26
<連載>
「悪」のコルビュジエ[8]時代からの出航 マルセイユのユニテ・ダビタシオン|倉方俊輔 2
五十嵐太郎の先読み編集局[103]シンガポールのスーパーアイコン|五十嵐太郎 4
兼松紘一郎が巡る建築家模様[56]海と山と光と都市の中を 衛藤元弘|兼松紘一郎 5
小さな町 川尻の震災報告 その12 古川保の伝統構法万歳【震災編】|古川 保 7
日本の超空間—原点と現代をつなぐもの[8]「並べる形」廣峯神社本殿・拝殿|冨永祥子 28
空調新思想大系[その2]心頭滅却すれば火も亦涼し|野部達夫 30
シリーズ年間テーマ|居住の夢・都市の記憶 [8]
アスタナ新首都計画「メタボリズム」を続ける黒川紀章の描いた未来|今用雄二 32
業界を読む[38]「国立景観訴訟」のトピック4
上原元国立市長は民意に従って行動した 窪田之喜|上田 隆 36
お城と日本人─木造化論争の行方─[4]〈江戸城〉必然性なき天守復元 天守木造再建論の虚妄|毛利和雄 43
進撃の建築家 開拓者たち[12]開拓者14 森田一弥〈前編〉「御所西の町家」|布野修司 44
仕事場[32]不思議な「なりゆき」で3つの拠点をもつ のぶひろアーキテクツ|加藤誠洋 48
まちの胃袋[68]陣馬みその手作り味噌 神奈川県相模原市|山崎 亮 50
<情報ポスト>
【東京】 がん患者と家族・友人のための無料相談支援施設[佐藤由巳子|マギーズ東京/建築・アートコーデネーター] 39
【新潟】 糸魚川市駅北復興まちづくりの中間報告[三舩康道|ジェネスプランニング] 40
【福岡】 雪舟作の旧亀石坊庭園修復[鮎川 透|環・設計工房] 42
【作品】
<建築最新事情>
HULIC & New SHIBUYA+ヒューリック大森ビル/櫻井潔建築設計事務所・ETHNOS
<建築集>
学研教育みらい一級建築士事務所(東京都品川区)
プラスニューオフィス(東京都新宿区)
ZEROM國澤計画設計室(北海道札幌市)
東畑建築事務所名古屋オフィス(名古屋市中村区)
DO PLAN(名古屋市中村区)
入江設計室(名古屋市昭和区)
スウィング(大阪市西区)
<住宅特集>
松山建築設計室(福岡市博多区)※各種権利等により、デジタル版には写真が非表示または記事そのものが収録されていない場合がございますのでご了承願います。
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配信方法 | ストリーミング、ダウンロード |
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作品情報
タイトル:建築ジャーナル
著者:建築ジャーナル
出版社:建築ジャーナル