動脈硬化を画像で診る 生活習慣病の診療に活かす/松尾汎
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145130069
商品説明
【内容紹介】
(序文より抜粋)
わが国の死亡原因では悪性腫瘍が最も多いと報告されているが、循環器病(心疾患・脳卒中等の心血管疾患)の増加も著しい(悪性腫瘍に迫る頻度).その循環器病の原因としては、近年は「動脈硬化性」がそのほとんどを占めている.
動脈硬化の原因では、生活習慣との関連が深く、生活習慣によって発症を免れたり、改善したり、また逆に重症化する「生活習慣病」が注目されている.それらの中には、糖尿病、高血圧、脂質異常症などと共に、ストレスや不眠などの生活因子、喫煙や運動などの個人的な習慣なども含まれる.それらが重篤な循環器病、とりわけ近年増加している「動脈硬化性」の循環器病と関連して「動脈硬化性危険因子」としても注目されている.
進展阻止・早期治療のためには、動脈硬化の診断がまず必須である.その診断には、臓器や動脈(血管)の形やサイズをみる「形態診断」と、その臓器や血管の働きや機能を評価する「機能診断」とがある.動脈硬化の診断には、脳梗塞や心筋梗塞の診断などのように「臓器の虚血や障害」(循環器病)を診断することも含まれるが、近年はいくつかの無(低)侵襲診断法を用いて「動脈硬化自体」を観察することもできるようになった.すなわち、動脈硬化性疾患の予防・治療という観点から、「臓器虚血の診断」に加えて、「動脈硬化自体の早期診断」も注目されるようになった.
本書では、病理面も含め、種々の画像診断法を用いて、動脈硬化をどう評価できるかを、個々の疾患に応じて、動脈硬化自体の評価も含めて、具体的に提示していただいた.それらの診断法を、今日からの生活習慣病・循環器病の診療に応用していただき、実際の臨床で、是非、本書を活かしていただくことを願っている.
(序文より抜粋)
わが国の死亡原因では悪性腫瘍が最も多いと報告されているが、循環器病(心疾患・脳卒中等の心血管疾患)の増加も著しい(悪性腫瘍に迫る頻度).その循環器病の原因としては、近年は「動脈硬化性」がそのほとんどを占めている.
動脈硬化の原因では、生活習慣との関連が深く、生活習慣によって発症を免れたり、改善したり、また逆に重症化する「生活習慣病」が注目されている.それらの中には、糖尿病、高血圧、脂質異常症などと共に、ストレスや不眠などの生活因子、喫煙や運動などの個人的な習慣なども含まれる.それらが重篤な循環器病、とりわけ近年増加している「動脈硬化性」の循環器病と関連して「動脈硬化性危険因子」としても注目されている.
進展阻止・早期治療のためには、動脈硬化の診断がまず必須である.その診断には、臓器や動脈(血管)の形やサイズをみる「形態診断」と、その臓器や血管の働きや機能を評価する「機能診断」とがある.動脈硬化の診断には、脳梗塞や心筋梗塞の診断などのように「臓器の虚血や障害」(循環器病)を診断することも含まれるが、近年はいくつかの無(低)侵襲診断法を用いて「動脈硬化自体」を観察することもできるようになった.すなわち、動脈硬化性疾患の予防・治療という観点から、「臓器虚血の診断」に加えて、「動脈硬化自体の早期診断」も注目されるようになった.
本書では、病理面も含め、種々の画像診断法を用いて、動脈硬化をどう評価できるかを、個々の疾患に応じて、動脈硬化自体の評価も含めて、具体的に提示していただいた.それらの診断法を、今日からの生活習慣病・循環器病の診療に応用していただき、実際の臨床で、是非、本書を活かしていただくことを願っている.
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